2014年10月30日 24日の毎日新聞によりますと、 犯人が迅速に捕まって、よかったと思います。私はこのような卑劣な行為を嫌う者です。拙文がどれほどの効力を持っているか知りませんが、まあ大したことはないでしょうが、それでも他を批判する者として、本名、私への連絡先は明らかにしてあります。名乗りを上げてからやるのです。闇討ちはしない。 ヘイトスピーチという言葉も、よく耳にします。「在特会」なる団体名も度々聞きます。最近では橋下大阪市長とやり合ったようです。よくは知りませんが、私の好みではありません。恥ずかしながらですが、私は下品がキライです。それに、「在特会」は、何となく日本人的でないような気がしています。 それはさておき、「ヘイトスピーチ」など、他愛ないと言えば言えるのです。大した害悪は与えない。真に恐ろしい者は、汚い言葉を使わない。朝日新聞“バッシング”なんて言われますが、朝日が数十年に亘ってしばいたのは日本国民です。「在特会」など赤子にも及ばない。その範囲と未来へ亘る時間的スパンにおいて、ほとんど治癒不可能な傷害を日本人に加えました。
日本共産党が機関紙「しんぶん赤旗」で今回の朝日新聞「慰安婦虚報問題」に関し見解を出しました。それを部分的に引用しながら考えを述べます。引用は部分的にしか出来ませんが、本文は全文、
この書き出しで既に欺瞞があります。政党機関紙(プロパガンダ紙)として当然のことでしょうが。
これは話があべこべで、多くの批判に耐え切れず朝日が“白状”したのでしょう。朝日の記事取り消しが批判を引き起こしたのではありません。
朝日を批判している中には、多くの“反「靖国」派”が含まれています。毎日や中日ですら朝日を批判しています。朝日をまったく批判しなかったメディアはありますか?
これも嘘です。今回の「朝日批判」があたかも河野談話否定を目的とするかのような書き方ですが、それでは「河野談話を否定しないメディア」(例えば毎日や中日)の朝日批判は説明できません。 ここまでが前置きで、「しんぶん赤旗」は朝日新聞虚報問題を離れて、河野談話問題へ入っていきます。しかし「河野談話問題」は、朝日新聞批判とは別な、巨大テーマです。河野談話についてこの場所で「赤旗」が長々と述べるのは、目眩ましです。 「赤旗」はこのようにも述べています。
これもおかしな話で、であるならば何故、今更、
1992年4月30日の産経・秦郁彦氏記事から22年を経て、今、「吉田証言」を取り消すのでしょうか。 問題はそこにあるのです。朝日批判をしているのは、正にその点なのです。過失で起こした事故も、放置すれば過失で済みません。誤報は、取り消さぬことによって「捏造」になるのです。「過失」でなく、「意志」になるのです。朝日の明確な意志、悪意ある意志を、批判しているのです。河野談話批判とは系列の異なるものです。 今回の「しんぶん赤旗」記事、「歴史を偽造するものは誰か」は、始めと終わりに「吉田証言」があって、真ん中大部分に「河野談話」があります。しかし目的は、かつて赤旗が扱った「吉田証言」関連記事のさりげない取消で、河野談話は烏賊の墨吹です。本体を隠して逃げようとするものです。 朝日の捏造記事は言論の暴力でした。暴力事件として捉えなければことの本質は分かりません。日本共産党は、その「共犯者」ででした。
それにしても「隔世の感あり」とはこのことですね。朴正煕大統領の時代、韓国を暴虐政治の見本のように語っていたのは、朝日新聞であり岩波書店であり、日本共産党、社会党でした。産經新聞は一貫して、朴政権に好意的、もしくは置かれた状況に同情的であったと思います。朴政権への評価は、その「隣国」への評価と一体であったはずです。当時の各メディア、言論人、政党が、韓国の「隣国」をどう評価をしていたか、点検すれば面白いと思います。
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