蔡焜燦先生、令夫人と1995.07.05

(この写真の掲載については蔡先生の了解を頂いております。2004.07.14)

安野光雅画伯筆
(この原画は蔡先生がお持ちのはずである。安野画伯が自分に贈って呉れたと、蔡先生は私に話したと記憶する。)

蔡焜燦先生のメモ。
おそらく熱を込めて、このお二人を語って下さったのだと思う。

司馬先生の膨大な著作より私が二つを残すなら、「坂の上の雲」と「台湾紀行」である。ただ一つ、と云われたなら、私は「台湾紀行」を選ぶかも知れない。・・・分からない。

蔡焜燦先生著・日本教文社刊行の「台湾人と日本精神」は、平成12年7月に初版が出され、なぜか短期間で絶版となった。不可解な出来事であった。

小学館文庫より、蔡先生の御著が再刊されたのにはほっとしました。
私たちは戦前の日本に怒っているのではない、戦後の日本に怒っているのだ、というのは、蔡先生の言葉だったでしょうか。

ただ、深い感謝、です。
日本の父親・母親、そして教師、是非読んで欲しいと思います。慶応三田での実現しなかった御講演草稿も、掲載されて います。

2006.03.11蔡焜燦先生ご夫妻に再会